合宿研修で体調不良者が続出!?

先日、毎年実施している某社グループの新任役員研修があり、
今年は1日短縮して2泊3日の合宿形式で実施されました。
私は、担当講師として、全プログラムを担当しました。

その合宿研修ですが、初日に倒れて病院に搬送される人や、2日目に足が痙攣(けいれん)して
しばらく休息を取る人が出る等、体調不良者が続出してしまいました。

いったい何があったのでしょう?

1人目の体調不良者は、管理系の人で、初日の夜懇親会があり、その最後の方で倒れ、病院に運ばれたのでした。
その懇親会は、私も参加したのですが、立食形式で、周りに椅子も用意されていたのですが、
人事担当役員が同席していたからなのか、皆さん座ることなく、
ずっと立って飲み食い、談笑していたのでした。
その間、途中、特にインターバルや出し物もなく、2時間と長く続きました。

私は、足が重くなってきたので、1時間半過ぎ頃に会場を辞して、自分の部屋に戻ったのですが、
その後、その方が、終了間際に倒れたとのことでした。
身体に痺れも出ていたようです。

すぐに人事の担当者がお世話し、病院に連れて行き、検査もしてもらったそうですが、
検査結果は問題なかったそうですが、大事を取って、残りの研修は欠席となりました。
私は、そのことを翌朝知り驚きました。

一緒にいた同僚の方々は、その人に対して「鍛え方が足りない」と一刀両断でした。
管理系の方なので、実際にそうなのかもしれませんが、割と冷たいですね。

2人目の人は、2日目の研修のグループワーク中に、足が痙攣したようで、
足を引きずりながら、席外しをして、しばらくしてからまた戻ってきました。

その方は、たまにそういう症状が出ることがあるようですが、
やはり前夜の立食懇親会が影響していたのではないかと思います。

私も、過去に長時間立って講義を行い、その夜にベッドで足がつったことがあったので、
以後は、過度に足に負担をかけないように気を付けています。

今回の出来事は、考えてみると、以下の要因が重なって起こったのではないかと思います。

(1)久しぶりの長期間研修
・受講者の皆さんにとっては、久々の宿泊型の研修であったこと
(2)取締役の基礎知識テストがあった
・事前課題を含め、初日にミニテストを行ったので、事前準備を含め緊張感があったかと思います
(3)長時間の立食懇親会
・コロナの3年間で、リモートワークを含め、足腰がなまっているところに、
長時間の立食形式の懇親会があった
(4)人事役員同席で、気を使って座れなかった
・従来は、着座形式で実施していたのですが、今回会場が替わり、そうした場所が無かったようで、
立食形式の懇親会となったところに、人事担当役員が来て、最後まで居たので、緊張して座れなかった

皆さん、50代の方々が中心で、緊張・疲れ・体への負荷等に配慮した体調管理が重要ということですね。

私は、そうしたことが起こったことを知ったため、早速2日目の朝に、残った受講者に瞑想法の指導を行い、
気分転換してもらいました。

残った人たちは、2日目からは、和気あいあいと、盛り上がった研修となったので、
それ以降は幸い体調不良者は出ませんでした。

年配者のリアル研修環境には、配慮したいものです。

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